ファブリックパネルのオーダーメイド

ファブリックパネルのオーダーメイド

ファブリックパネルのオーダーメイド

職人仲間から大切な方へ贈りたいと紫陽花柄のファブリックパネルをご注文いただきました。

最初にどんな感じのものが良いのかお聞きしたのですが、お任せで!ということでしたので、小下絵(ラフ画)を3パターン考えて、そこから選んでいただきました。

霞がさねのタイプ(透け感のある生地と着物に使う生地を重ねて仕立てる)なので、下になるデザインを色鉛筆で、上になるデザインをペンで書きました。

紫陽花と家紋の組合せのパターンを選んでいただいたので、それを進めています。
草稿(原寸大の下絵)、下絵(生地へ下絵を写す)、糸目糊置き(柄の輪郭に糊を置く)まで終わらせ、色挿し(彩色)は現在、京都伝統産業ミュージアムで開催されている「職人たちのマーチ」の実演で終わらせていただきました。
会期が終われば色を定着させてパネルに仕立てたいと思います。

職人たちのマーチは4月5日まで開催しています。
私の今後の実演は28日、29日、31日の予定です。
コロナの影響で来場者は少ないので、興味のある方はじっくりと見ていただけると思います。
各自のご判断でお立ち寄りいただけたらうれしく思います。

手描友禅は江戸時代(約18世紀)より受け継いできた、輪郭に糊を置いて、柄を絵画を描くように筆で彩色する染色技法です。
このように自由に描くことができます。既製品ではなく他にないものをお望みでしたら、個人様、企業様問わず、お気軽にご連絡ください。オーダー承ってます。

 

小下絵(ラフ画)紫陽花が水に浮いたり沈んだりしています

小下絵(ラフ画)紫陽花の後ろに家紋が浮かび上がります

小下絵(ラフ画)竹垣の向こうに紫陽花が見えるイメージ

草稿づくり

家紋の下絵を写しています

 

紫陽花の下絵を写しています

家紋の糸目糊置き