元禄時代、扇絵師の宮崎友禅斎の絵付けした扇が流行し、その画風を着物の衣装に取り入れたものや、染料や染色技術の進歩によって新しくできた技法や新しいデザインの染め物に当時評判だった友禅斎の名にちなんだものとされています。
完成までに多くの工程がありますが、生地へ染色する大まかな工程は、下絵、糸目糊置き、色挿し、伏せ、引染、仕上げとなります。
手描友禅の大きな特徴は糸目糊置きと色挿しで、糸目糊とは下絵を描いた輪郭線上に、もち米を主としたものや、ゴムでできた糊を置いていくことで、糸目糊が川でいう堤防の役割をしてとなりあう色がにじみあわなくなり、筆や刷毛を使って彩色する、色挿しをすることで絵画的な表現ができるようになりました。
それらを可能にしたものに引染ができるようになったことも大きく関わってきます。
それまでの主な染色は浸染(しんせん)で、生地を染料にドボンと浸けて染めていたので、柄の表現としては、絞り染め、刺繍などでした。
糊を使って防染する技術とともに刷毛を使って染める引染ができるようになったことで、柄や地色に多彩な表現ができるようになり、世界でも希な絵画を描くような染色が可能になりました。
以前は糸目糊を宮崎友禅斎が考案したとされていましたが、現在では、それまでに存在していた糸目糊や、引染など、それぞれの技術を集約させ完成させたのが宮崎友禅斎とされています。
定かな文献などが存在していないため諸説あり、歴史の教科書のように今後更新されていくかもしれません。
※以下に漫画風に簡単に説明したものと、工程ごとに説明したものがあります。ご覧ください。
※株式会社 水玄京 様に撮っていただいた制作過程の動画もわかりやすいです。
→https://www.youtube.com/watch?v=hnQ5PEDHOVs
※IMAGINE ONE WORLD KIMONO PROJECTで実際に制作した過程をまとめた「手描友禅 制作事例紹介 アフリカ「ギニアビサウ」への振袖製作」をご覧いただくと制作の工程、制作の裏側を見ていただけます。
→https://www.uenakamasashige.com/page/22










